遊戯王初心者がLotDでCPU相手に壁打ちをした話
要約
- 各所の低評価には共感する
- ストーリーについては元々全スキップする予定だったので感情は無
- テンポの悪さは思考時間に割く
- ルール知識だけある自分がプレイに慣れる場としては良かった
- デッキ構築初心者だから、CPU相手に壁打ちするだけでも楽しめた
低評価でも楽しめた理由
前提として、人に勧めづらいけど自分はたまたま許容できたことを書く。
低評価の具体的な理由はよその記事に任せるとして……
購入の決め手は、この記事に書いたようなことが予想出来たから。
発売当時の最新パックはないが、それでもカードプールは多い
買い切り3,000円で1万種類以上のカードがあるなら、初心者が楽しむには十分な量かなと思った。
最初から理論値を目指すと、覚えることが多くて楽しむ余裕がなくなると思う。
テンポの悪さは思考時間に使う
リンク召喚以降のルールとカードを知らない状態での購入だった。
各所で言われてるようにテンポは悪いけど、ルールとデッキに慣れる時間としては良かったかもしれない。
ルールを知らないと、テンポが良すぎて何が起きたのか分からないことがよくある。これはデュエルリンクスで経験したこと。
ルールを体で覚えてきたような実感があるし、読み物としてマスターガイドを買ってみてもいいかなと思った。
ストーリーの会話パートは全スキップで、気になったらアニメを見る
理由
- ボイスがない
- BGM固定は飽きる
- それよりデュエルしたい
- 気になったらアニメを見ればいい
それと、各所のレビューではストーリーの手札事故率の高さを挙げてる人が結構いる。
「目当てのカードを引き当てるドロー力」に関するロールプレイを楽しめていいかもとは思ったけど、アニメもルールも知らない初心者が遊ぶには辛いかも。
カード知識がないので検索性の悪さは気にならない
カード知識がないので、カート1枚を検索する機会はあまりない。
ヒット件数が多くなるように検索して、1枚 ずつじっくり読む。じっくり読む中で、俗に言う コンマイ語
の匂いを感じて裁定を調べたりもする。
もともと「対象に取る・取らない」「チェーン処理」「タイミングを逃す」「ルールに基づく召喚・特殊召喚はチェーンブロックをつくらない」あたりの概念は知っていたから、テキストを楽しく読めた。
考えながら操作をしていたおかげで、操作のテンポが悪くても許容できている。YouTubeで遊戯王の動画を流しながらプレイしていたことも理由としてあるかもしれない。
ある程度知識が増えてくると、頭を使わない時間が増えていってストレスが溜まるんじゃないかと思う。
パック開封の苦行は現実と重ねて考える
お金を再効率で稼ぐためにサレンダーを続ける苦行があるらしいけど、今は気になったデッキを試すだけでお金が貯まる。
パック開封の店舗の悪さは確かに気になるけど、イラストから効果を当てるクイズをやってるような感覚でパック開封をしていた気がする。 クイズを楽しんでたら開封が終わってたなんてこともよくある。
カード知識がないから、効果を読んで一喜一憂する機会はたくさんある。
ただ、ガチャにおける天井やダブり回避等の親切設計は無い。
「この出費の多さが遊戯王OCGだ」と考えると、オフライン環境には安易に手を出せない。現実の出費がイメージできてよかったと思う。
ゲーム体験としてはよくないと思う。自分の精神性と遊戯王知識が噛み合って許容できただけかも。
CPU戦しかやらないのでリミットレギュレーションは気にしない
初心者である今は、駆け引きよりも前にデッキ構築とコンボを楽しむ段階にあると感じている。
デッキ構築がイマイチでもパワーカード1枚で逆転したり、制限改定の理由を実感すると楽しい。
CPUのプレイイングが多少悪くても、壁打ちの相手としては悪くない。むしろ、そんなCPUに苦戦するようじゃまだまだだなと思えて、デッキ構築のモチベーションが上がる。
とはいえ、CPUに安定して勝てるデッキ構築(サイドデッキ含む)が出来るようになったら対人戦をやりたい気持ちが強くなるかも。 そうなったら自分にとってのLotDは役目を終えるのかもしれない。
VRAINSのCPUはフリーズしやすい気がする
《おジャマ》で制圧するとフリーズしやすい気がする。相手の行動を制限するとフリーズしやすいのかなとは思ったけど、検証する気にはならない。
総評
デッキ構築のみを期待して買ったけれど、個人的には悪くなかった。
遊戯王初心者として、本気にならずに遊べる壁打ち相手としては良かったと思う。 本気で遊ぼうと思ったら、各所で言われてるようなレビューが気になっちゃうと思う。
知識が増えたことでYouTubeのフリーデュエル動画を楽しむ選択肢が増えただけでも満足感はある。 世界大会の駆け引きも少しは楽しめるようになった気がする。