ichigotake's diary

個人の日記

2020-12-31 VRChat振り返り(2年8ヵ月)

1年目 2018年

2018年4月 VRChatインストール

確か風邪で仕事を休んだ水曜日だったと思う。 寂しさを紛らわしたいと思ったとき、Twitterで誰かがVRChatに言及していたことを思い出し、思い立ってすぐにインストールした。健康だったら二の足を踏んでいたかもしれない。

最初の二日間は海外のPublicインスタンスで無言だった。感情は一人で居酒屋に行く時と変わらなくて、日本語話者はいなかったけど不安は特になかったと思う。

日本人と出会ったときは「VRChatを始めたばかりなんですけど」を挨拶に、「イベントはありますか」「面白いワールドはありますか」など、お決まりの質問をすることが多かった。 そんなにモチベーションはなかったけど、話題作りのために質問をしていたらイベントやコミュニティ、身内の集会に案内してもらえた。

印象的なこと

アバター(イチゴ)製作でお世話になったBlender講座。動画の左下に入力キーが表示されていて助かった。

www.youtube.com

関連:

ichigotake.hateblo.jp

2018年5月 VRデビュー

4月24日にHTC VIVEを注文、ゴールデンウィークにクラブイベントがあるということで、結構浮かれてたと思う。

櫻歌ミコアバターを試着したとき、見るアバターと着たいアバターは違うんだなと実感した。いくつかの女性アバターを試着したけど、結局視点50cm前後の自作Genericアバターに落ち着いた。

この頃からクラブの隅っこで一人呑みするスタイルでVRChatを楽しんでいた気がする。 小さいGenericアバターは、自分が背景になって独り呑みを楽しむのに都合が良かったんだな。

5月24日にParty Mix(DJコントローラー)を購入した。 ライブラリと音楽知識はゼロだったけど、同じような状況でDJコントローラーを買ったフレンドがいたこともあって、特に悩まずに購入した。

当時は便利な音楽プレイヤーって感覚で、1年半くらい毎日コントローラーを触ってた気がする。

印象的なこと

  • VRで見た瓶アバターの光沢がかっこよく見えた
  • 招待してもらったイベント初夜、母校以来5年ぶりの知人と再開
  • VRで使うGenericアバターは、人前で人目に気にせず腕を動かせるからリラックスできるね」

2018年8月 盆

あるフレンドがイベントに合わせてタコ焼き(現実)を買ってきた様子をTwitterに上げていた。 「VRの没入感を上げるヒントはゲーム外にもあるんだなあ」と思って、その日からVRの没入感を上げる方法を模索していた。

2019年8月の宇宙旅行と2020年のドライブの着想はコレ(後述)。


これまではVR酔い対策でHOLOPORT(移動方式)を有効にしていた。 祭りでヤグラの周囲を走る皆を見て、思い切ってHOLOPORTを無効にして走りまわった。

「この祭りくらいはHOLOPORTじゃない方がいいだろう」くらいの気持ちだったけど、この日以来HOLOPORTを使っていない。 この日からHOLOPORTを使う方が酔いやすくなった。 脳内麻薬が出てたおかげで慣れたのかなとは思ったけど、ここまであっさり慣れるのは意外だった。

印象的なこと

  • 特に期待していないイベントで、今も記憶に強く残るほど面白いことが起こった*1
  • VRのイベントで泣く人を初めて観測した
  • VRでイベントロスを初めて経験した

2018年12月 年越し

初めてのVR年越し。 壁(Twitch)にカウントダウンタイマーがあったけど、ラグ(※)と人の多さでなかなか面白い年越しだった。

※Twitchパネル(約30秒)、VRChat(約1秒)、個人差(おそらくPC環境の差)

  • フライングしたように見える「あけおめ」
  • 約70人が一斉にジャンプしてフレームレートが一桁になる
  • 高負荷でみんなの声がガビガビになる(挨拶だし問題とは感じなかった)

この頃に「独り言を言いたくなったらマイクミュートにすること」を覚えたと思う。うっかりお酒を飲みすぎても安心。

2年目 2019年

1年を通して壁に風景を映して遊ぶ

地下室の壁(Twitch)とかマンションの窓ガラス(Twitch)に映像を出すと、部屋の雰囲気が変わって面白かった。

2019年8月 宇宙

このころにNo Man's Sky Beyondがリリースされて、夏から秋にかけてNo Man's Skyばかりやっていた気がする。 VRChat外の話ではあるけど、楽しみ方の幅が広がる出来事だったなあと思う。

参考 ichigotake.hateblo.jp

11月あたりから左手(コントローラー)が壊れて遊ばなくなったけど、リリースノートを見て「腕が故障した宇宙飛行士ロールプレイ」で満足することはよくある。 このゲームは精神性というか、生き様をもらったような気がする。

「腕が壊れてるときに宇宙に出るのは危険だもんな・・・」 -- No Man's Skyを遊ばなくなったことについて

印象的なこと

2019年8月

"夏休み" ということで、河川敷(VRChat)にいることが多かった。

幽狐さんが出たばかりで、銀髪推しのフレンド数人がイキイキしてたのが印象的だった。

booth.pm

8月31日、「夏も終わりだし、思い出を振り返る時間を作りたいな」と思い、27時に飛び込みで配信を始めた。

目の前の二人組が夏の思い出を語りながら「VRChatに来てよかった」みたいなことを言っていて、しんみりとしていた。

2019年12月 The Mori

縁あって森(The Mori)の製作に関わることになった。

参考

qiita.com

作ったのは自分の家だけ。「正面はマップの全景、後ろは壁のない開けた風景」っていう二つの景色が見れるツリーハウスを作ったつもり。 ただ、技術力と根気と"願い" の解像度が足りなくて、中途半端になっちゃったなあと思う。

声をかけてもらえたのは嬉しかったけど、今にして思えば見切り発車だったかもしれない。

2020年にフレンド間で目立ったことをしなかった(できなかった)のは、この後悔が影響しているのかも。

印象的なこと

3年目 2020年

世界情勢とは関係なく、4月から個人的な事情で週休3日になった。 今年はPublic,Friends+に行くことがほとんどなかった。

12月はAssetto Corsaでドライバーのロールプレイをすることが増えた。 暗い道を走るときにeBASEBALLのアーカイブを流したり、カツサンドとか爆弾おにぎりを用意して長時間運転したり。

他のVRゲームで過ごしていると、VRChatの止まり木感が際立つね。

印象的なこと

  • よく会う人がVR作品で受賞した
  • フレンドと雑談してTRAKTOR D2を購入した
  • 「なにもしない時間は多く感じるくらいがちょうどいいのかも」

終わりに

特に印象的なことを記事内から引用する。

VRで瓶アバターの光沢がかっこよく見えた あるフレンドがイベントに合わせてタコ焼き(現実)を買ってきた様子をTwitterに上げていた。

瓶と出会った経験があるからGenericアバターでも疎外感(?)がなかったんだろうし、フレンドがたこ焼きの写真を上げたから他のVRゲームをより一層楽しめたんだと思う。

ほとんど自発的に動いてなかったけど、周囲に流されているだけで長く楽しめたのは良い出会いが何回もあったからなんだろうな。

*1:ネガティブな意味ではなく、「日常の中にあるハプニングは良いよね」くらいのニュアンス